弟の様子が変だと感じたとき、家族として何を見て、何を考えたか

暮らし

弟の精神的な側面

最近、弟のことについて考える時間が増えました。

まだ正式な診断は出ていません。

ただ、家族が見てきた様子や症状からすると、統合失調症の可能性もあるのではないかと感じています。

私は現在、実家を離れて一人暮らしをしています。

そのため、日常的に弟の様子を見ているのは父と母です。

私は月に1回ほど実家へ帰り、一緒にご飯を食べたり、何気ない会話をしたりする程度です。

だからこそ、この記事は専門家としてではなく、一人の兄として感じていることを書いてみようと思います。

もし今、家族に精神的な不調を抱えている人がいる方がいたら、

「自分だけじゃないんだ」

そんなふうに感じてもらえたら嬉しいです。


弟の異変に最初に気づいたのは母だった

私自身は実家を離れているため、弟の変化を最初に見つけたのは母でした。

母の話によると、少しずつ独り言が増えていったそうです

最初は気にならない程度だったかもしれません。

しかし次第に、誰かと話しているように見えたり、大きな声を出したりすることが増えていきました。

ときには、

「うるさい!」

「あっち行け!そんなの分かってる。」

と叫ぶこともあったそうです。

母から話を聞いたとき、

「何かがおかしい」

という感覚はありました。


家族はどう関わればいいのか分からなかった

正直なところ、今でも正解は分かりません。

統合失調症かもしれない。

そう思っていても、

「じゃあ家族は何をすればいいのか?」

という問いには簡単に答えられません。

病院へ連れて行くべきなのか。

本人の話をどう聞けばいいのか。

どこまで踏み込むべきなのか。

家族も手探りの状態でした。

実際、弟は

「病院には行きたくない」

と言っていました。

病識がなかったのだと思います。

母は、無理には病院受診を勧めませんでした


家族だけで抱え込まないために相談した

母と父は、市役所にある精神保健福祉の相談窓口へ足を運んでいました。

そこで相談員の方から言われたのは、

「無理やり病院へ連れて行くことはおすすめしません」

ということだったそうです。

もちろん状況によります。

ただ、本人との信頼関係を壊してしまう可能性もあるため、慎重な対応が必要だと教えてもらったそうです。

また、症状を伝えたところ、

統合失調症で見られるような症状に近いかもしれない

という話もあったそうです。

その言葉を聞いて、家族としては少しだけ状況を理解できた気がしました。


家族が心がけていること

私たち家族が意識していることがあります。

それは、

「否定しないこと」

です。

例えば幻覚のような体験を本人が話したとしても、

「そんなの存在しない」

「考えすぎだよ」

とは言わないようにしています。

本人にとっては本当に感じていることだからです。

もちろん、

「本当にそうだね」

と肯定するわけでもありません。

ただ、

「それは辛いよね」

「怖かったね」

と気持ちに寄り添うようにしています。

そして何より、

精神疾患だからといって、

「頭がおかしい人」

という見方はしないようにしています。

弟は弟です。

病気があってもなくても、家族であることは変わりません。


万が一に備えることも大切だと思う

今のところ、弟に暴力的な行動は見られていません。

ただ、家族は最悪のケースも想定しています。

もし興奮状態が強くなった場合はどうするのか。

どこへ避難するのか。

誰に連絡するのか。

そういったことは事前に話し合っているそうです。

刃物など危険なものはできるだけ本人の近くに置かない。

何かあればすぐ相談できるようにしておく。

こうした準備は、

弟を疑うためではなく、

家族全員の安全を守るためだと思っています。


離れて暮らす兄としてできること

正直に言うと、

私にできることは多くありません。

毎日様子を見ることもできません。

服薬を管理することもできません。

病院へ付き添うことも限られます。

それでも、

実家へ帰ったときには普通に接するようにしています。

病気の話はほとんどしていません。

他愛のない話をする。

一緒にご飯を食べる。

そういう時間も大事だと思っています。

もしかすると、

親には言えないことを兄には話せる日も来るかもしれません。

だから私は、

何かを治そうとするよりも、

話せる相手でいたいと思っています。


弟だけの問題ではなく、家族の問題でもある

今回のことで強く感じたことがあります。

それは、

精神疾患は本人だけの問題ではない

ということです。

弟も辛い。

でも父も母も辛い。

そして家族みんなが不安を抱えています。

特に母は、自身のがん治療を続けながら弟のことも支えています。

その大変さは想像以上だと思います。

だから私は、

弟だけではなく、

父や母の話を聞くことも大切にしたいと思っています。

家族全員が支えを必要としているからです。


まとめ

弟は近いうちに病院を受診する予定です。

実際に行くかどうかはまだ分かりません。

診断がどうなるのかも分かりません。

それでも今思うのは、

家族にできることは、

無理に変えようとすることではなく、

安心できる場所であり続けることなのかもしれません。

私は、作業療法士でありますが精神科の先生ではありません。

今も迷っています。

正解も分かりません。

病気があってもなくても、大切な家族であることは変わりません。

これからも家族みんなで支え合いながら、一歩ずつ向き合っていこうと思います。今後の定期的に家族の情報を発信していこうと思っています。


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