災害時に役立つ日用品7選|熊本地震をきっかけに防災を見直しました

暮らし

「福岡に住んでいるから、大きな地震とはあまり縁がないのではないか」

以前の私は、どこかそんなふうに考えていたのかもしれません。

もちろん、福岡でも地震が起こることは知っていました。

でも、東京に住んでいた頃は、日常的に地震を感じることが多く、「地震は身近なもの」という感覚がありました。

それに比べると、福岡に引っ越してからは、少し危機意識が薄れていたように思います。

そんな中、2026年7月28日に熊本県熊本地方で大きな地震が発生しました。

気象庁によると、地震の規模はM7.1、最大震度は7。熊本県宇城市と氷川町で震度7を観測しました。

この地震を見て、私は改めて思いました。

「九州だから地震が少ない、というわけではないんだな」

そして、もう一度、自分自身の防災について考えてみることにしました。

この記事では、作業療法士として高齢者の生活を支援している私が、災害時の生活を少しでも支えてくれる日用品について考えてみます。


地震は「いつ起こるか分からない」

日本に住んでいる以上、地震を完全に避けることはできません。

実際、福岡市も地震への備えを呼びかけています。

福岡市には警固断層帯があり、福岡市の公式ハザードマップでは、警固断層帯南東部を震源とする地震が発生した場合の「揺れやすさ」を確認できるようになっています。

つまり、

福岡だから大丈夫

とは言い切れません。

今回の熊本地震は、私にとってそのことを改めて考えるきっかけになりました。


作業療法士として災害時に心配なのは「その後の生活」

私は訪問作業療法士として、高齢者の方のご自宅を訪問しています。

普段から感じるのは、災害が起きたときに特に心配なのは、単純に「逃げられるか」だけではないということです。

むしろ、その後に、

「生活をどうやって続けるのか」

という問題が出てきます。

特に心配だと感じるのが、

独居の高齢者

一人暮らしの高齢者の場合、地震が起きたときに誰かがすぐ助けに来てくれるとは限りません。

家族が遠方に住んでいる場合は、なおさらです。

高齢夫婦だけで暮らしている家庭

夫婦だけで生活している場合も、二人とも高齢であれば、避難やその後の生活に負担がかかる可能性があります。

認知症や身体に不自由がある方

環境が突然変わることは、それだけでも大きな負担になります。

避難所では、普段と違う環境、騒音、人の多さ、睡眠環境の変化など、さまざまなストレスが加わります。

だからこそ、作業療法士として考えたいのが、

「災害が起きても、できるだけ生活を維持できるように準備しておくこと」

なのです。


災害時に役立つ日用品7選

防災というと、専用の防災セットを思い浮かべる人も多いと思います。

もちろん、防災リュックなどを準備しておくことは大切です。

ただ、災害時に役立つのは、必ずしも「防災専用品」だけではありません。

普段から使っているものの中にも、災害時に役立つものがたくさんあります。

1.水

まず忘れてはいけないのが水です。

私は今回の熊本地震をきっかけに、自宅の水の備蓄を見直そうと思いました。

実は、これまで自宅に十分な量の水を備えていたわけではありません。

「防災について記事を書こう」と考えている自分自身が、まだ十分に備えられていない。

これは少し恥ずかしいことですが、正直に書いておきたいと思います。

防災は、完璧に準備している人だけが取り組むものではありません。

私自身も、これから少しずつ準備していきます。


2.モバイルバッテリー

災害時には、スマートフォンが重要な情報源になります。

家族との連絡、災害情報、避難所の情報など、スマートフォンを使う場面は多くあります。

だからこそ、停電したときにスマートフォンを充電できるモバイルバッテリーは、普段から準備しておきたいものの一つです。

私自身も、災害への備えとしてモバイルバッテリーを準備しておきたいと考えています。


3.携帯トイレ

災害時には、水道や下水道などのライフラインが使えなくなる可能性があります。

そのため、携帯トイレや簡易トイレは非常に重要です。

「水や食料は準備しているけど、トイレのことは考えていなかった」

という人もいるのではないでしょうか。

私の勤務先でも、災害への備えとして携帯トイレが用意されています。

実際の災害を想像すると、食事だけではなく、排泄をどうするかという視点も欠かせないことが分かります。


4.ライト

停電したときに必要になるのがライトです。

夜に地震が起きた場合、部屋の中が突然真っ暗になる可能性があります。

その状態で避難しようとすると、家具や物につまずく危険もあります。

特に高齢者や身体の動きに不自由がある方にとって、暗い環境は転倒につながる可能性があります。

そのため、すぐ手に取れる場所にライトを置いておくことは大切です。


5.タオル

タオルも、普段使っているものだからこそ防災用品として活用できます。

汗を拭く。

水分を拭き取る。

防寒に使う。

物を包む。

場合によっては応急的な対応に使う。

このように、タオルは一つ持っているだけでもさまざまな用途があります。

特別な防災用品だけではなく、普段使っているものを「災害時にはどう使えるだろう?」と考えてみることも、防災の一つだと思います。


6.缶詰・非常食

災害時には、普段のように食事を作れなくなる可能性があります。

そのため、缶詰やそのまま食べられる食品などを準備しておくと安心です。

私の勤務先でも、災害への備えとしてお米や缶詰などが用意されています。

ただし、非常食を「災害専用」にしてしまうと、気づいたら賞味期限が切れていたということもあります。

普段から食べるものを少し多めに買っておき、古いものから食べて補充する「ローリングストック」という考え方もあります。


7.家具の転倒防止グッズ

今回、私自身が改めて準備したいと思ったのが家具の転倒防止です。

特に気になるのが本棚です。

地震で本棚が倒れてきたら、非常に危険です。

防災というと、水や食料を準備することばかり考えてしまいます。

でも、そもそも自宅の中でケガをしないようにすることも重要です。

家具の転倒防止や、食器などの落下防止は、地震が起きる前にできる対策です。

福岡市も、地震への備えとして家具の転倒防止や家の中の安全対策を案内しています。

「何を買うか」だけではなく、

「家の中で危険なものは何か」

を一度確認してみることも大切だと思います。


防災リュックは「自分に必要なもの」を考える

防災リュックも、一つ準備しておくと安心です。

ただし、何でもかんでも入れればいいわけではありません。

大切なのは、

「自分だったら災害時に何が必要なのか」

を考えることです。

例えば、

  • 携帯トイレ
  • ライト
  • モバイルバッテリー
  • タオル
  • 非常食
  • 救急用品
  • 必要な薬
  • マスク

など。

高齢者であれば、普段使っている眼鏡や補聴器なども重要になるかもしれません。

身体に不自由がある方なら、普段使用している福祉用具などについても考えておく必要があります。

つまり、防災用品は「みんな同じ」ではありません。

その人の生活に必要なものを考えること。

これは作業療法士としても大切にしたい視点です。


私自身も、今回の地震をきっかけに防災を見直します

今回の記事を書きながら、自分自身の防災についても考えました。

正直に言うと、まだ十分な準備ができているわけではありません。

自宅には、十分な水や非常用食品を備えていません。

だからこそ、これから少しずつ準備していこうと思っています。

まずは水。

そして非常食。

モバイルバッテリー。

防災リュック。

家具の転倒防止。

そして、地震が起きたときに、

「自分はどこに避難すればいいのか」

ということも確認しておきたいと思っています。

福岡市では、地域ごとの揺れやすさや避難に関する情報を確認できるハザードマップが公開されています。

「災害が起きたら考えよう」ではなく、平常時に一度確認しておく。

それだけでも違うと思います。


防災は「完璧に備えること」ではない

防災について考えると、

「防災リュックを買わないと」

「水を何リットル用意しないと」

「非常食も準備しないと」

と、どんどんハードルが高くなってしまうことがあります。

でも、最初から完璧にする必要はないと思います。

水を買う。

モバイルバッテリーを準備する。

携帯トイレを買う。

家具を一つ固定する。

避難場所を確認する。

家族との連絡方法を決める。

まずは一つでいい。

「明日から一つだけ防災対策をする」

くらいでいいのではないでしょうか。

私自身も、今回の熊本地震をきっかけに、もう一度防災を見直していきたいと思っています。


まとめ|災害に備えることは、普段の生活を守ること

2026年7月28日に発生した熊本地震は、最大震度7を観測する大きな地震となりました。

九州に住んでいるからといって、地震を他人事にすることはできません。

そして、作業療法士として高齢者の生活を見ていると、災害時に大切なのは「逃げること」だけではなく、その後の生活をどう維持するかという視点も必要だと感じます。

特に、独居の高齢者や高齢夫婦のみで暮らしている方、家族が遠方に住んでいる方は、普段から少しずつ備えておくことが大切です。

水。

食料。

携帯トイレ。

ライト。

モバイルバッテリー。

タオル。

家具の転倒防止。

どれも特別なものではありません。

だからこそ、今日から始められます。

防災は、完璧に備えることではなく、昨日より一つだけ備えること。

私自身も今回の地震をきっかけに、自宅の防災を一つずつ見直していきたいと思います。

この記事を読んだあなたも、まずは身近なところから一つだけ、防災について考えてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました