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不安症でもマッチングアプリのデートが怖くなくなった、たった1つの考え方

暮らし

デートの予定が決まった瞬間から、もう不安が始まる。

終わったあとも、「相手はどう思ったんだろう」とスマホを気にし続けてしまう。そんな経験はありませんか。

私は不安症とADHDがあり、人付き合いにはずっと自信がありません。ペアーズやOmiai、婚活パーティーで出会いはあっても、2回目のデートにつながったことはほとんどありません。メッセージが途中で途切れたことも、一度や二度ではありません。

何度も「また失敗した」と落ち込みました。その中でたどり着いたのが、デートの怖さを少し軽くしてくれた「たった1つの考え方」です。この記事では、その考え方と、実際に効果があった準備の方法をお話しします。

この記事でわかること

  • 不安症の私がデートを怖いと感じていた本当の理由
  • 不安を減らすために効果があった、デート前の4つの準備
  • デート後の不安を軽くしてくれた「たった1つの考え方」

マッチングアプリのデートが怖いと感じるのはなぜ?

まだ何も起きていないのに、悪い想像が止まらない

「きっと上手く話せない」
「嫌な顔をされるかもしれない」

デートの予定が決まると、まだ会ってもいないのに、悪い結果ばかり想像してしまいます。私にとって、これが不安症の一番やっかいなところです。

相手の表情を観察しすぎて、会話が上の空になる

デート中、私はずっと相手の表情を見ています。

「あ、今ちょっと興味なさそうな顔をした」
「目を見て聞いてくれている。興味を持ってくれているのかな」

相手が自分に興味があるのか、ないのか。その答えを、表情や反応から読み取ろうとしてしまうのです。

でも、観察に気を取られている間、肝心の会話には意識が向いていません。相手の話が頭に入ってこない。さっき聞いたことを、もう一度聞いてしまう。少しでも沈黙が来ると怖くなって、慌てて何か話そうとする。

自分でも分かるくらい、ぎこちないやりとりになっていきます。たぶん、私の顔も引きつっていたと思います。

空回りしている。自然に振る舞えない。相手のことを知りたくて会っているはずなのに、相手の「反応」ばかり見ていて、相手の「話」を聞けていなかったのです。

本当に怖いのは「デートの後」だった

振り返ってみると、私が一番つらかったのは、デート中ではありませんでした。デートが終わった後です。

返信が、来ない。

これが、私が「失敗した」と感じる一番のパターンでした。

「なんで返信が来ないんだろう」
「嫌われたのかな」
「自分のどこが悪かったんだろう」

返信を待っている間、私はずっとその「答え」を探していました。あの時の言い方がまずかったのか。あの沈黙がいけなかったのか。何か正解があるはずだと思って、頭の中で何度もデートを振り返ります。

でも、本当の理由は相手にしか分かりません。いくら考えても、結論は出ません。結論が出ないから、すごく嫌な気持ちだけが残る。答えを探せば探すほど、不安は大きくなっていきました。

それが何度か続いて、私はだんだん人と会うこと自体を避けるようになっていきました。

デート前の不安を減らす、4つの準備

いろいろな対策を試した中で、一番効果があったのは会う前に情報を集めて、会話をある程度計画しておくことでした。

不安が強い人ほど、「何をすればいいか」が決まっているだけで気持ちが落ち着きます。ここでは、私が実際にやっている準備を手順で紹介します。

ステップ1:プロフィールから話題の材料を探す

まずは相手のプロフィールを、もう一度ゆっくり読みます。見るポイントは3つです。

  • 趣味や休日の過ごし方
  • 好きな食べ物やお店
  • 仕事や、大事にしていること(価値観)

ここで「気になる」と思ったことが、そのまま会話の材料になります。

ステップ2:メッセージで「少しだけ」深く聞く

気になったことを、会う前のメッセージで少しだけ聞いておきます。たとえば、こんな聞き方です。

  • 「プロフィールにカフェ巡りが好きって書いてありましたが、最近よく行くお店はありますか?」
  • 「休みの日は何をして過ごすことが多いですか?」

ポイントは、全部聞いてしまわないこと。「当日に続きを聞けるくらい」でとどめておきます。相手のことを少しでも知っていると、初対面でも「何を話せばいいか分からない」状態になりにくくなります。

ステップ3:話題を5つ、メモに書き出す

集めた情報をもとに、相手が話しやすそうな話題を5つくらいメモに書き出します。

頭の中で整理するのが苦手なときは、AIに手伝ってもらうこともあります。相手の趣味や分かっていることを伝えて、「初対面のカフェで話せそうな話題を5つ考えて」と頼むだけで、ぐっと整理しやすくなります。

このメモがあると、沈黙が続いても「次はこの話をしよう」と落ち着いていられます。焦って空回りすることが、目に見えて減りました。

ステップ4:昼のカフェで、1時間だけ会う

最初のデートは、昼のカフェで会うと決めています。だいたい1時間、長くても2時間です。

終わる時間が見えていると、「この時間だけ頑張ればいい」と思えます。逆に長時間のデートだと、「途中で会話が続かなくなったらどうしよう」という不安が、ずっとついてきてしまいます。

ちょっとしたお守り

デートの直前には、アメをなめたり深呼吸をしたりしています。口を動かしたり呼吸を整えたりすると、緊張が少しやわらぎます。ただ、これはあくまでお守り。私にとっては、上の4つの準備のほうがずっと効果がありました。

たった1つの考え方:「成功・失敗のレッテルを貼らない」

準備をすれば、デート中の不安はかなり減りました。

それでも、デートの後の不安は残りました。

そこで変えたのが、デートの「受け止め方」です。

自分で自分に「失敗」のレッテルを貼っていた

以前の私は、デートのたびに「成功」か「失敗」かを決めていました。

会話が続かなかったら、失敗。
返信が来なかったら、失敗。

そうやってレッテルを貼るたびに、自信が削られていきました。

「白か黒か」で考えてしまうクセ

物事を「成功か失敗か」「0か100か」の2つだけで判断してしまう考え方は、心理学では「白黒思考」や「全か無か思考」と呼ばれることがあります。不安が強い人ほど、このクセが出やすいとも言われています。

デートで言えば、「楽しく盛り上がって、次の約束までできたら成功。それ以外は全部失敗」と考えてしまう状態です。この基準だと、ほとんどのデートが失敗になってしまいます。

でも実際のデートには、その「間」がたくさんあります。

  • 会話は少しぎこちなかったけれど、相手の好きなことを知れた
  • 次にはつながらなかったけれど、カフェで1時間話せた

私はずっと、この「間」を見落としていました。

返信がなくても「合わなかっただけ」

今は、返信が来ないまま終わっても、失敗とも成功とも考えないようにしています。

「その人とは、合わなかったんだろうな」

それだけを受け止めます。

あれだけ探し続けた「正解」は、そもそもなかったのだと思います。単純に、相手のタイプではなかった。タイミングが合わなかった。私が何か悪いことをしたわけではない、ということも多いはずです。

人を好きになるのも、好きになってもらうのも、簡単なことではありません。合わなかったことは、私がダメだったという意味ではない。そう思うようにしています。

目標は「相手に迷惑をかけなければ、それでいい」

デートで目指すことのハードルも、思いきり下げました。

今の目標は、「相手に迷惑をかけなければ、最低限それでいい」です。

盛り上げなくてもいい。そう思えるようになってから、デート中の空回りも少しずつ減ってきました。

考え方を変えて、正直どうなったか

諦めに近い気持ちも、正直ある

ここは正直に書きます。

考え方を変えて落ち着けるようになった、というより、諦めに近い気持ちになっている部分もあります。

失敗が続くと、「自分は結婚に向いていないのかもしれない」と思ってしまいます。最近は、最悪一人でも生きていく覚悟が、少しずつできてきました。

でも、その覚悟ができたことで、「このデートで絶対に結果を出さなきゃ」という重さは軽くなりました。悪いことばかりではない。今はそう感じています。

考えすぎてしまう夜は、体を動かす

それでも、デートの後に頭の中がぐるぐるしてしまう日はあります。

「考えないようにしよう」と思っても、簡単にはやめられません。だから私は、運動をして体を動かすようにしています。体を動かしている間だけは、頭の中の不安から少し離れられるからです。

まとめ:不安症・発達障害があってもデートを続けるために

不安症や発達障害があると、デートのたびに「うまくやらなければ」と気負ってしまいがちです。そして、うまくいかなかったときに、自分を責めてしまいます。

私が今やっている2つのこと

  • 会う前:情報を集めて、話題を5つメモし、昼のカフェで1時間だけ会う
  • 会った後:結果に「成功・失敗」のレッテルを貼らない。返信がなければ「合わなかっただけ」

それでも、不安が完全になくなるわけではありません。

ただ、一回一回のデートに重い意味を背負わせずに済むようになりました。それだけで、次の一回に向かう足取りは、少しだけ軽くなります。

同じように悩んでいる人にとって、この記事が少しでも気持ちを軽くするきっかけになれば嬉しいです。

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