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AIで効率化したら、逆に仕事が増えた?

暮らし

「AIを使えば仕事が楽になる」

最近、こんな言葉をよく聞くようになりました。

文章を作ってくれる。

情報を整理してくれる。

アイデアを出してくれる。

面倒な作業を自動化してくれる。

たしかに、AIを使うと仕事は効率化できます。

でも、ふと思うことがあります。

「本当に、仕事そのものが楽になったんだろうか?」

僕自身、AIを仕事で使うようになってから、明らかに楽になりました。

以前はなかなか終わらなかったカルテや報告書、計画書。チャットでの相談や文章作成。

それらを一つひとつ自分の頭だけで考えていたころと比べると、今は仕事の進み方がまったく違います。

残業もかなり減りました。

だから、「AIで仕事が楽になった」というのは、僕にとってはかなり実感のある話です。

一方で、別の疑問も出てきました。

仕事が早く終わるようになったのに、なぜか仕事が減った感じはしない。

むしろ、空いた時間に新しい仕事が入ってきているような気もします。

今回は、実際にAIを使って仕事をしてきた僕の体験から、「AIで仕事が楽になる」とはどういうことなのか考えてみます。

AIを使う前は、とにかく一つひとつに時間がかかっていた

僕は訪問リハビリの仕事をしています。

AIを本格的に使う前は、仕事のほとんどを自分一人で処理していました。

カルテを書く。

報告書を書く。

計画書を作る。

チャットで相談する。

文章を整理する。

わからないことがあれば、自分で調べる。

当然ですが、これにはかなり時間がかかります。

特に大変だったのが、頭の中では分かっていることを「文章」にする作業でした。

自分の考えをまとめて、それを相手に伝わる形に整える。

これは意外と難しいものです。

僕はもともと文章を書くことが得意ではありません。

頭の中には言いたいことがある。

でも、それを文章にしようとすると時間がかかる。

そんなことがよくありました。

だから以前は、書類業務が終わらず残業することもありました。

音声入力だけでも、仕事のやり方は変わった

AIの話をする前に、僕にとって大きかったのが「音声入力」です。

キーボードを使って一文字ずつ入力するより、自分の言葉をそのまま話して文章にできる。

これだけでも、入力にかかる時間がかなり減りました。

そして、その先にAIが加わりました。

自分が話した内容をAIに整理してもらう。

文章として読みやすくしてもらう。

不足している部分を指摘してもらう。

別の考え方を出してもらう。

この組み合わせがかなり便利でした。

今では、

「自分で文章を書く」というより、「自分の考えを話して、それをAIに整理してもらう」

という感覚に近いです。

これは、文章作成が苦手だった僕にとっては大きな変化でした。

AIは「文章を書く道具」ではなく「考える相手」にもなった

AIを使っていて、一番面白いと思ったのはここかもしれません。

最初は文章作成のために使っていました。

ところが、だんだん使い方が変わってきました。

「これってどう思う?」

「この考え方はおかしくない?」

「別の可能性はない?」

「このリハビリの方針について、反対意見を出してみて」

そんなふうに、相談するようになりました。

もちろん、AIが言っていることが全部正しいとは思っていません。

むしろ、間違っていることもある。

だからこそ、

「それは違うんじゃない?」

とこちらから反論することもあります。

そして、そこからまた会話が続いていく。

このやり取りが、僕にとってはかなり新鮮でした。

人間同士では「批判すること」が難しい

人間同士で相談すると、どうしても人間関係があります。

職場の相手なら、

「こんなことを言ったら失礼かな」

「否定したら嫌われるかな」

「相手の立場を考えたら言いにくいな」

という気持ちが出てきます。

もちろん、人間関係は大切です。

でも、純粋に考えをぶつけ合うという意味では、難しいこともあります。

その点、AIなら比較的気軽に、

「それって本当に正しい?」

と聞ける。

そして、自分の考えを批判的に見直すことができます。

僕にとってAIは、「文章を作ってくれる道具」から、少しずつ思考を整理する相手になっていきました。

ADHD傾向のある僕にとって、AIの恩恵は大きかった

僕自身はADHDがあります。

そのため、もともと苦手だったことがあります。

頭の中で情報を整理する。

複数のことを順番に進める。

文章にまとめる。

考えているうちに別のことに気を取られないようにする。

こうした部分に負荷を感じることがありました。

だから、

「まずこれをやる」

「次にこれ」

と順番を整理してもらえることは、かなり助かっています。

自分では頭の中がごちゃごちゃしているときも、AIに話していくと、

「つまり、こういうことですよね」

と整理してくれる。

それだけでも負担が減ります。

AIが「苦手な部分の補助輪」になった

僕にとってAIは、全部を代わりにやってくれる存在ではありません。

むしろ、

「自分が苦手な部分を補ってくれる存在」

という感覚に近いです。

話すことはできる。

考えることもできる。

でも、それをきれいな文章にするのが苦手。

だったら、そこをAIに手伝ってもらえばいい。

これはかなり相性が良かったと思います。

そして、AIがあったからこそ、

「これなら自分でもできるかもしれない」

と思えることも増えました。

その一つが、このブログです。

AIがあったから「ブログをやってみよう」と思えた

僕はもともと、文章を書くことにかなり苦手意識がありました。

でも、AIに自分の考えを話す。

AIが文章にする。

そこから自分で修正する。

この方法なら、文章を書くハードルがかなり下がりました。

「自分が言いたいことを文章にしてくれる」

というのは、僕にとってかなり大きなメリットです。

だからAIがなかったら、このブログを始めていなかった可能性もあります。

仕事の効率化だけではありません。

「今までできないと思っていたことに挑戦できるようになった」

というのも、AIの大きな価値なのかもしれません。

それでも、AIを使えばすべて楽になるわけではない

ここまで書くと、AIを絶賛しているように見えるかもしれません。

でも、実際にはそうでもありません。

AIを使うためには、自分で指示を考えなければいけません。

何をしてほしいのか。

どこまで詳しく伝えるのか。

どこを修正してほしいのか。

AIから出てきた内容は本当に正しいのか。

こうしたことを考える必要があります。

場合によっては、

「AIに説明するより、自分でやった方が早かった」

ということもあります。

最近のAI活用では、AIが出した答えを評価・修正するための負担も問題になっており、「AIに任せれば必ず効率的」というわけではないことが指摘されています。

そして、AIを使っていても疲れる

もう一つ、意外と見落とされやすいことがあります。

AIを使っていると、

ずっと画面を見ている。

これが結構疲れます。

目が痛くなることもある。

長時間パソコンを見ていると、頭も疲れてくる。

AIによって作業そのものは効率化されても、画面を見る時間まで自動的に減るわけではありません。

つまり、

「作業の効率」と「人間の疲労」は別問題

なのだと思います。

一番複雑なのは「楽になったのに、仕事が減らない」こと

僕がAIを使うようになって、一番感じているのがこれです。

明らかに仕事は早くなりました。

書類作成も以前より短時間でできる。

残業も減った。

考える時間も短くなった。

それなのに、

「じゃあ暇になったか?」

と言われると、そうでもありません。

むしろ、

「これだけ早くできるなら、もう一つ仕事をお願いしてもいいよね」

ということになりやすい。

これは僕個人の職場で感じていることですが、社会全体でも似た問題があります。

AIによって生まれた余力を、別の仕事や新しい業務に振り向ける企業の動きも出ています。AIによる生産性向上が、そのまま「労働時間の減少」につながるとは限りません。

だから、

「AIで仕事が楽になる」と「仕事が減る」は同じではない。

これはかなり重要なことだと思います。

医療・リハビリの仕事はAIに奪われるのか

では、AIが進化したら作業療法士の仕事はなくなるのでしょうか。

僕は、すぐになくなるとは思っていません。

もちろん、書類作成や情報整理、記録などは、今よりさらにAIに任せられる部分が増えていくと思います。

実際、医療現場でもAIを使って記録作成などの負担を減らす取り組みが進んでいます。2026年に発表された研究でも、AIによる記録支援は医師の記録時間を一定程度短縮していました。

でも、リハビリには「人間だからできること」があります。

利用者さんの表情を見る。

今日はいつもと違うと気づく。

本人が言葉にできない不安を感じ取る。

家族との関係を考える。

その人の生活環境を実際に見る。

そして、その場で支援方法を調整する。

これは単純な情報処理だけではありません。

AI時代だからこそ「人との関係」が重要になるのかもしれない

僕がこれから大事になると思っているのが、コミュニケーション能力です。

例えばSSTのような支援。

本人と一緒に練習する。

実際の場面でやってみる。

うまくいかなかった部分を振り返る。

相手の反応を見ながら支援方法を変える。

こうしたことは、AIが知識を提供するだけでは完結しません。

もちろん、AIから支援方法のアイデアをもらうことはできます。

でも、

「実際の人間関係の中で、それをどう使うか」

は別の問題です。

医療分野でも、AIの導入には効率化だけでなく、人間による監督、信頼、倫理、安全性などが重要だとされています。

だから僕は、

AIを使える人と、AIだけに頼る人は違う

と思っています。

これから強いのは、

「AIに全部任せる人」ではなく、

「AIを使って、自分にしかできない仕事に時間を使える人」

なのではないでしょうか。

ただし、AIに頼りすぎる怖さもある

僕自身、AIにかなり頼っています。

だからこそ、

「自分で考える力が落ちないかな」

と思うことがあります。

何か分からないことがあったら、すぐAIに聞く。

文章もAIに作ってもらう。

考えを整理するときもAIに相談する。

便利だからこそ、頼りすぎてしまう。

これは僕自身が気をつけたいところです。

AIは「考える代わり」に使うのではなく、

「考えるための補助」として使う。

そのくらいの距離感がちょうどいいのかもしれません。

自分の考えをまず出してからAIに相談する。

AIの回答をそのまま信じない。

「本当にそうなの?」と疑ってみる。

そして最後は自分で決める。

そうすれば、AIに思考を丸投げするのではなく、AIを使って思考を深めることができます。

AIによって「できなかったこと」ができるようになる

ここまで考えてみると、僕はやっぱりAIが好きです。

仕事が楽になった。

残業が減った。

文章を書くハードルが下がった。

考えを整理しやすくなった。

一人で悩んでいたことを、AIと会話しながら整理できるようになった。

そして、ブログまで始めることができた。

最近では、AIをきっかけにパソコンやIT関係のことにも興味を持つようになりました。

さらに新しいAIツールを使ってみる。

試してみる。

失敗する。

また別の方法を試す。

そうやって少しずつできることが増えていく。

僕にとってAIは単なる「仕事効率化ツール」というより、

「自分の可能性を少し広げてくれた道具」

なのかもしれません。

まとめ――AIで仕事は楽になる。でも「楽になった時間をどう使うか」がもっと大事

AIを使えば仕事は楽になるのか。

僕の答えは、

「かなり楽になる。ただし、それだけで仕事が減るとは限らない」

です。

AIは、文章作成、情報整理、記録作成など、人間が時間をかけていた作業をかなり効率化できます。

僕自身も、AIを使い始めてから残業が減りました。

一方で、効率化によって生まれた時間に新しい仕事が入れば、「楽になった」という実感は小さくなります。

だから、これから大切になるのは、

「AIでどれだけ仕事を減らせるか」

だけではなく、

「AIで生まれた時間を何に使うのか」

なのだと思います。

書類を早く終わらせて、利用者さんと向き合う時間に使う。

情報整理をAIに手伝ってもらって、自分は考えることに集中する。

文章作成をAIに補助してもらって、今まで挑戦できなかったことを始める。

そんな使い方ができれば、AIは単なる時短ツールではなくなる。

僕自身、AIを使い始めてから「できること」が増えました。

だからこれからも、AIにはどんどん頼っていきたいと思っています。

ただし、全部を任せるのではなく、

「AIに任せるところ」と「自分が考えるところ」を分けながら。

AIで仕事が楽になる時代。

本当に問われるのは、AIがどれだけ仕事をしてくれるかではなく、AIによって生まれた余白を、僕たちはどう使うのかなのかもしれません。


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